ゆるく、でも本気で。AIコーチと挑むダイエット記録

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娘が産まれて以降、ランニングを含むトレーニングの時間が大幅に減って体重が右肩上がりになってしまい、ついに今年に入って自分の中のボーダーラインを超えてしまったため、本格的にダイエットを始動しました。 今年はせっかくなのでパーソナルトレーナーを招いてしっかり取り組みたいと思い、ChatGPTにコーチとして招聘することにしました。

ChatGPTコーチによる始動時のヒアリングと分析

今回のダイエットにおいて、一番の課題は家事・育児・仕事との両立でしっかりとしたトレーニングの時間が取れないこと、フルリモートのためカロリー消費が少ないことでした。
そこで、ChatGPTにはこれらの条件や目標などをヒアリングしてもらい、現状を分析して方針を決めてもらうこととしました。

ChatGPTコーチに最初に設定したプロンプト。ヒアリング項目として性別、年齢、身長、体重、目標、現在の運動量、食事状況、時間の制約などを聞くようにしている。

分析結果から出されたアドバイス

元々休み時間にエアロバイク30分の運動と、昼食を豆腐の冷奴のみにするなどのスタイルをとっていましたが、これに対してChatGPTコーチはいくつかのアドバイスを出してくれました。

  • 運動は加えて5〜10分の自重トレーニングを追加すべし
  • 昼食は低カロリーによる筋力減少が懸念されるため、サラダチキンなどタンパク源を追加すべし
  • 夕食はご飯の量を抑えて、野菜や海藻・きのこ類の摂取を増やすべしなど

ChatGPTから返ってきた提案内容。運動には自重筋トレを加えることと、食事については朝食、昼食、夕食それぞれに対してのアドバイスが記されている。

日々の取り組み

このヒアリング以降、ChatGPTコーチには食事・間食・運動・体重の管理・分析をお願いすることとしました。
食事は箇条書きや成分表のURL、写真から摂取カロリーやPFCバランスを分析してその後の食事や運動のアドバイスを出してもらい、運動も同様に箇条書きやランニングのデータから消費カロリーを分析して1日のカロリー収支を計算してもらっています。

運動と体重の報告の分析結果。運動は合計の消費カロリーの推定があり、カロリー収支と評価を出している。

ChatGPTコーチで良かったこと

報告がかなり楽

毎回の食事や運動の度に報告するのは少し手間ではありますが、ざっくり食べたものや運動内容を送るだけでも一般的なデータから分析をしてくれるので便利です。
成分表の写真やURLを貼ればより正確なデータを出してくれるため、手で入力する必要もないのがとても良いです。

暴飲暴食したい欲求を受け入れてくれる

ダイエットをしていると、どうしてもハイカロリーなものを食べたくなる時があります。
そんな時に相談すると、それを叶えるためにどうすべきかをアドバイスしてくれます。私の場合、今のところ結局その衝動を抑えていて行動には移したことはないのですが、基本原則怒ることがないコーチなので、気兼ねなく相談できるとてもありがたい存在になってくれています。

ダイエットできない日も怒られない、むしろ褒められる

何気にChatGPTコーチに一番助けられたのは「できない日」に寄り添ってくれることです。ワンオペ育児でヘトヘトな日も、テーマパークで運転&子ども対応に明け暮れた日も、体重が増えた日も、コーチは「それも必要な日です」と冷静。
「明日からまたやりましょう」「気にせずリカバリーしましょう」「むしろよくがんばってます」そんな励ましが続けるモチベーションに繋がりました。

ChatGPTコーチの課題

ChatGPTはこの記事を書いている現在では日付管理が苦手です。苦手というより、ほぼできないと見ています。
すぐに1日2日ずれるし、合っていても曜日が間違っていたりとなかなか厳しい状態です。メモリさせたダイエット開始日さえもたまに間違えるので、日付管理だけは別で行うのが無難なようです。

現在までの成果

最後に、現在までの成果を記録しておきます。
開始してからの食事は昼食は概ねChatGPTコーチにアドバイスに従い、夕飯はおかずこそ逸脱することが多々ありますがPFCバランスをできるだけ意識できるようにしました。運動については毎日自重トレーニングを追加して、さらに不定期ながらランニングを再開しました。
その結果、執筆時点でダイエットを開始して1ヶ月半が経ちますが、すでに体重は-3キロ強を記録しています。

おわりに

お試しで始めてみたChatGPTコーチによるダイエット活動でしたが、思った以上に良いダイエット生活が送れています。
何より怒られないことと手軽にできること、気軽に相談できることがすごく良いので、ダイエットに限らず色々活用していけそうです。