最新のVCCWで構築できなくなってたけど解決した話

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WordPressのローカル開発環境を簡単に構築できるVCCW。便利ですよね。このサイトもローカルはVCCWを用いてます。ただ、数日前から使えなくなってしまっているようです。

新規に環境を作ろうとしたらエラー!?

実はこのサイトを構築するときに、ドメインを.devで作ってしまったので、例のGoogle ChromeでHTTPSになる問題に引っかかってしまい、ローカルがまともに動かない状態になってしまっていました。
そこで一旦別の名前にしようとドメイン名を変更して環境を構築しようとしたらAnsible installingのあとにエラーを吐いて止まってしまう……。
よく見てみると、もっと手前でWarningが出てました。

The box 'vccw-team/xenial64' could not be found or
could not be accessed in the remote catalog. If this is a private
box on HashiCorp's Atlas, please verify you're logged in via
vagrant login. Also, please double-check the name. The expanded
URL and error message are shown below:

URL: ["https://atlas.hashicorp.com/vccw-team/xenial64"]
Error: The requested URL returned error: 404 Not Found

404 NotFound……?
表示されているURLにアクセスしてみたら、たしかに404になってました。
いやはや、参りましたね。そりゃ構築できないわけです。必要なものがダウンロードできてないわけですから。

解決策は意外と簡単だった!

使用するboxが存在しない以上、VCCWとboxを持っているならそれを使うか、自ら仮想環境を構築してWordPressを使うか、それくらいしか方法がなさそう…。
と思っていたら、GitHubにissueがありました。
404-error downloading 'vccw-team/xenial64'-box from atlas-hashicorps
このバグに気づいたのは10日土曜だったんですが、日本時間13日未明にコメントが…。
このコメントによると、下記のコードをVagrantfileに追記するといいとのこと。

Vagrant::DEFAULT_SERVER_URL.replace('https://vagrantcloud.com')

試しに「require 'yaml'」の直後に追記してvagrant upしてみたところ……。
相変わらずWarningは出てきますが、Ansible installingなどで止まることなくするすると完了。
なんとこれだけで無事に立ち上がりました。
私はこの件で3連休全く作業ができなかったんですが、とりあえずは無事に動いてよかったです。
これからVCCWで構築される方は参考にしてみてください。
そして近いうちVCCWの方で修正されることを期待!